ブログ/2017-08-01
前世からの約束
7月末日、赤坂でのセッション。
群馬、千葉、東京からお客様がいらしてくださいました。
皆様それぞれにご自身の内にある気持ちと意思をお持ちになり、
通信者の私と対話して霊的世界との交流をお試しになりました。
氷川神社が何度も現れた日でして、
スサノオノミコトに相応するインドのシヴァ神まで。
そして前世からの~ というフレーズも何度も登場した日でした。
お盆が近いから霊的世界と近づく感覚もより強くなっていますね!
いまの時期は広く深くつながりやすいです。
月に一度は必ず顔を見せにいらしてくださるお客様へ
リーディング(霊媒 チャネリング)を施術したところ、
たいへん深い、潜在意識の世界とのつながりを果たしまして
その方の前世の記憶を解説するという作業になりました。
いまは女性である方なんですが、違う人生では男性で
僧か修行者のような人でした。
一生を通じて行(ぎょう)をなし、最後には意識が肉体から離脱をして次元の高いところにゆかれたようです。即身成仏みたいなものでしょうか。
行といいましても、苦しいものや辛いものというイメージではなくて、既に意識の世界で様々なプログラムが出来るようになっているほど、精神世界で上達している様子で、
人が煩悩を体験した際に、その苦しみや痛みを解放するプログラムを作成していました。
それは長く行を積んだ結果に出来るようになった技術のようでした。
祈り、集中、宇宙愛を起こして、
意識の世界という見えない次元に、
プログラムを作成するんです。
そのプログラムは現在も有効であり、
前世を過ごし、今生では僧でもなく行者でも信者でもない
今のお客様が、
地上で痛みや苦しみ「煩悩」を体験した際に、
自分の魂が経験してきたことを思い出し、
未来に想定した「開放プログラム」を使って
癒しと魂の世界の理解を得る、という仕組みになっているそうです。
もしかしたら、その方の来世なのかもしれません。
ただ、時間は地球のはるか過去だと感じました。
今のような物質文明ではない様子で、
洞穴のような場所が感じられました。
「開放プログラム」を説明するにあたって、
解脱、煩悩、というような仏教の用語が出てきました。
どうしてなのかなーと思いましたが、説明には
元々仏教ではないが、今の時代の仏教等に名残があるので
探してください、ということでした。
前世からの約束なんだそうです。
意識を地球上の物に向けた感覚から、
より広い世界へと向けていく、時間を超えて思い出すということです。
日本のお寺にもあるんでしょうか?
仏像みたいなものの周りに、
五体の神像が浮かんだのですが、はっきりとしません。
仏教よりも古い宗教であると思いました。
バラモン教?のような言葉も出ましたが
私はバラモン教には無知ですので説明がつかないです。
中心にあるのは神のようなもので、
その周りには中心の神を司る、守護する存在があったような感じでした。
同じようなものをお寺で見つけてみてくださいね・・・とお話したものの、探しにくいだろうなーと思ったので、
夜、セッションが終わってから自分で調べてみました。
午前1時までかかりました(^^)
見たイメージの感覚を頼りに・・・。
5つの要素と、中心の神、ということで
とりあえずバラモン教を調べてみました。
バラモン教
紀元前13世紀頃、アーリア人がインドに侵入し、先住民族であるドラヴィダ人を支配する過程でバラモン教が形作られたとされる。
超古い宗教なんですね!仏教、ヒンズー教の元になっているとか。
バラモン教の思想は、
『ヴェーダ』を聖典とし、天・地・太陽・風・火などの自然神を崇拝し、司祭階級が行う祭式を中心とする。そこでは人間がこの世で行った行為(業・カルマ)が原因となって、次の世の生まれ変わりの運命(輪廻)が決まる。人々は悲惨な状態に生まれ変わる事に不安を抱き、無限に続く輪廻の運命から抜け出す解脱の道を求める。転生輪廻(サンサーラ)は、インドのバラモン教の思想である。この教えによれば「人間はこの世の生を終えた後は一切が無になるのではなく、人間のカルマ(行為、業)が次の世に次々と受け継がれる。この世のカルマが“因”となり、次の世で“果”を結ぶ。
この辺りは、まったくリーディングで伝えられたことと同じです。
前世には輪廻転生や因果、業を研究していた方のようでした。
それで修行を行い、煩悩、業からの開放プログラムを作ったということでした。目覚めを経て、宇宙愛に遭遇し、地球で人が体験する痛みを癒すための施しを、
「人の潜在意識」にとどめたようです。
縁あって、潜在意識、因果、輪廻という思想に近づき、自らの痛みや苦しみを認め、その苦痛から解放されたいと願う人の心と意識の次元で、
「開放プログラム」が作動するように出来ているのです。
宇宙愛にあふれた素晴らしいメッセージを受けさせていただいたので、
私は熱心にイメージをたどって見当をつけてみました。
バラモン教の聖典では天・地・太陽・風・火などの自然神を信仰されていたので、5つの守護存在というのは、天や地や火などを指すのか?とも思いました。
では中心にいた神とはなんであろうか。
インドラという神が、仏教では帝釈天にあたり、
四天王を従えています。これに梵天を加えれば
五天にはなるけど、ちょっと違う気がしました。
バラモン教では、最初に一番崇高な神とされていたのは、
ヴァルナです。
最高神、始源神ということです。
宇宙の始まり、中心に現れた存在なんですが、
地上の神ではなく、破壊したり再生したりご利益を与えたりという、能動的に何かを施す神ではありません。
「意識」そのもの、いわゆるワンネス、光の中心なんだと思います。
人間にしてみれば、拝んで利益を得たり、働きがわかりやすい神のほうが価値がある?と思われたのか、ヴァルナは次第に神様としての地位を低くされて、
始源神、最高神とされていたものの、ブラフマーやインドラ(帝釈天)火の神などに地位は変わられたそうです。
仏教の中では十二天の中に入り、「水天」に相応するというわけです。いつのまにか水の神様に・・・始源が資源になったのでしょうか。
平安時代には盛んに祀られていたけれど、鎌倉に政権が移った際に弁天に代わられた、吉祥天のようなもので、隠されたか変えられた、または地位を下げられた神なんですね。
ヴァルナは「宇宙の中心の意識」を表すとすれば、
煩悩を体験して、宇宙意識に目覚める
という前世に作成した開放プログラムはまさに、理にかなっていると思います。
そうか!と嬉しくなり、さらにヴァルナを調べると、仏教の水天と等しい意味で、さらに元々のバラモン教のヴァルナにまったくぴったりの神様を見つけてしまいました!
ウィキペディアに載っているではありませんか。
ヴェーダにおいて、ヴァルナは重要な位置に置かれ、天空神・司法神(=契約と正義の神)・水神などの属性をもたされた。ヴァルナは西方ではアフラ・マズダーとなりゾロアスター教の最高神となる。
日本では各地の「水天宮」はこの「水天」(=ヴァルナ)をまつったものだったが、現在の各地の水天宮の祭神は天之御中主神とされている。これはヴァルナ神のもともとの神格が最高神、始源神であったことによる。
各地にある水天宮に奉るのは、ヴァルナ、宇宙の中心の意識を神としたもの、つまり「天之御中主神(アメノミナカヌシ)」だったのですね!
神道は西方のヴァルナ、原典に忠実にしたようです。
そんなこととは、今のいままで知りませんでした・・・
古代アーリア人の宗教の神が日本の神社の神様に相応するんですよ?
日本の神社には世界中の神を奉っている、と聞いたことがありますが、本当だったのですね。
宇宙の中心の意識、という次元になると、まるっきり意識、
善悪も物質も時間も関係ない世界の話になるので、
人間にしてみると親しみを感じるということでもなく、
「有る」というだけの神様だからなぁ~??
ということで、途中からありがたがられなくなったと思います。
そもそも、人になって生れたりしていない神だというのは、日本でも古代アーリア人の宗教でも同じです。ヴァルナは不生の神です。
ただ、古代の人は、宇宙の中心の意識こそ、根源であるということは直観でわかっていたのだと思います。
そこを見ないようにすると、段々と低い次元に意識が向くようになりますものね。
温故知新ですね。ヴァルナ、天之御中主神に意識を向けるんだよ!
宇宙次元に意識をフォーカスすれば、地上の煩悩を解決するようになっていくんだよ!
という、お客様の前世のプログラマーの方の意志が伝わってきたように思いました。救済、癒し、輪廻からの解脱、という言葉であらわされるでしょうか。
地上の体験は何でも、とても意味があるということも感じました。
ただ、人間はその解釈が出来ないだけで・・・善悪や高い低いにとらわれるからです。地上的な解釈ではなく、意識の次元でとらえると意味がわかるのだそうです。
仏教の水天の仏像についても調べました。
『その形像は、頭上に五竜の冠を戴き右手に刀、左手に索を持ち、亀に乗る』
とあり、五つの龍を頭に載せているんだそうです。
これは古代バラモン教の、ヴァルナの五つの守護神を表すのかもしれません。
時代が変わり、解釈も変わりましたが、
元々をたどると意味がわかってきました。
たいへん興味深いリーディングでした。
天御中主神を奉る社で有名な場所は
福岡・久留米の水天宮
他には、横浜の本牧十二天もそうですね。
お寺では十二天の中の水天がヴァルナ神です。
お参りしては、いかがでしょう。